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本当に良い印鑑を所有する難しさ。

印鑑の中でも実印や所謂銀行印では、現在でも「篆書体」と呼ばれる書体が用いられる場合が多いと思います。一般の人達にとっては全く馴染みの無い書体ですから、恐らく殆どの人が自分の印鑑に彫られている篆書が美しいものなのかどうかの判断などつかないでしょう。そこに付け入ると言っては語弊があるのかもしれませんが、印相などと言って縁起に結び付けた話で開運印鑑などと称するものもあります。

尤もそれを使う側が満足しているのであれば問題ないのでしょうが、純粋に印として本当に良い物を入手しようと思うのであれば、篆刻家に依頼するのが最も良い方法だと思います。篆刻とは中国の清代に著しく発達した芸術分野で、その流れは現代でも脈々と受け継がれていますが、そこで見られる篆書体の姿は現在実印などで見られるものとは全くその趣が異なっています。本当に優れた印は正に生涯所有し続けるに足るものだと言えるでしょう。

ところが1つ大きな難点があります。篆刻の場合その印材に石印材と呼ばれる石を用いる場合が多いのですが、落としたりすると大きく破損してしまうのです。実印にしろ銀行印にしろ、押印面が破損してしまうと各種手続きに於いて非常に面倒な事になってしまいますから、その点から言って石印材を使った印鑑を実印や銀行印に使用する事はお薦め出来ないのです。

優れた印でありながら実用的な面で使用に適さないという事実自体が、本当に良い印鑑を所有する難しさを表しているように思います。

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